齋藤 義己(さいとう よしみ)さん
静岡県出身。
自身の将来像に疑問を感じ、東京で働いていたアパレルの仕事を辞め、穴水町へ。
義祥丸水産代表。
仕事・住居、東京での悩みから漁業へ転身。
2014年、東京から移住した齋藤さんご夫婦。結婚を機に都内で住居探しを始めたのが、きっかけだという。「都内だと何千万もする。郊外に住むことも考えましたが、高い買い物を知らない土地でするのは微妙だな、と感じました。」
仕事への不安もあった。「夫婦とも、アパレルの仕事をしていましたが、いつまでできるのか不安がありました。独立も難しいですし。」
そんなとき、テレビで漁業を特集した番組を観た。「これだと思いました。」奥さんの実家がある金沢の漁業説明会でアドバイスをもらい、奥さんの後押しもあって、移住して漁業に携わることを決めた。
海は季節で表情を変える。自然と共に生きている。
「今は牡蠣の養殖を基盤にしながら、空いた時間に漁に出ています。この仕事の面白さは、季節にあった方法をしていくことですね。自然と共に生きている感じがして、とても楽しいですよ。」採れる魚が季節ごとに違うこと、海水温の調節など、季節に応じて変わる海・自然と向き合いながら、仕事を工夫し暮らしている。
現在、牡蠣小屋を新築中。「義父さんが大工なので、見てもらいながら進めています。理想の場所を作りたい。地元の方にも教わりながら、更に経験を積んで、精力的に活動していきたいと思っています。」
義祥丸水産
〒927-0016 鳳珠郡穴水町中居南2-107 TEL:080-3175-5174