加藤 誠也さん
- 穴水人
- 投稿者:kankouiju | 2022年1月24日
岐阜県出身。エビの養殖を行う企業にて勤務
2018年穴水町に移住し、地域おこし協力隊(一次産業支援員)を始める
地域おこし協力隊卒業後「誠水産」を開業。
(インタビュー:2022年1月)
穴水のかき祭りに参加し、自分でも作ってみたいと思い牡蠣養殖の道へ
穴水町へ来る前は、岐阜でエビの養殖を独自でやっていて知り合いの社長さんに
穴水のかき祭りを教えてもらい、今までは剥き身しか知らなくて殻付きで食べることに
感動して自分も牡蠣の養殖をしてみたいと思ったのがきっかけですね。
かき祭り参加中に、穴水町の地域おこし協力隊の制度を教えてもらい
ちょうど同じタイミングで1次産業支援員の募集があり後継者不足だと話も
聞いていたので応募したって感じですね。
地域おこし協力隊として3年間は修行
地元の漁業者さんの下でお手伝いをさせてもらいながら、養殖について
学ばせていただきました、最後の1年はお手伝いをしながら開業の準備をしてました
時間の合間合間で船の修理をしたり、作業場を作ったり
作業場は全て自分で作りましたポンプ、滅菌装置の設置、配管整備、土間、側溝
空き家を購入し少しずつ改修しました(空き家は地元の方の紹介です)
地域おこし協力隊期間中に多くの地元漁業者の方に助けて頂き
今があるって感じですね、1年目の穴水町に来た直後は、
地元の漁業者の方に挨拶に行っても話すら聞いてもらえない状態で、
町役場からの紹介でなんとか顔つなぎしてもらい、
少しづつ町に溶け込んで行けたって感じですね。
あとは、漁業協同組合の方々にも助けて頂いて、
1人では今の状況まで持って行くことは厳しかったですね。
漁業の立ち上げには想像以上にお金がかかる
一次産業支援員として穴水町に来たけど最初は道具も何もなかったんですけど
町役場から紹介して頂いた先輩漁業者からご厚意で牡蠣棚を譲って頂いたり、
中古の船を頂いたりしました修理は必要だったんですけど、
新品の船を買うよりは費用を抑えられたので
買い替えが必要な物は新品にして、
自分で修理できそうな箇所は自分でやりましたね。
後は、フロートやアンカー、ロープ(各種)、
牡蠣種などとてつもなくお金が掛かりますねなので、知り合いの方から
中古を買い取ったりして経費を抑えましたね。
販売経路の確保を常に考えている
現在はネットショッピングを中心にやっていて、
今後お客さんをどうやって呼び込もうかずっと模索していて
今は1人で全てやっているのでどこまで出来るのかも分かっていない状態ですね
まぁでもリピーターの方を増やしていくことに今は力を入れてますね。
牡蠣養殖以外にもトリガイの養殖(チームで)もいしていて
オフシーズンには大工、稲刈り林業の手伝い、コンビニバイトもやってますね、
もちろんピーク時は牡蠣一本でやってますね。
(筆者:穴水町の漁業は後継者不足でもあるので
町外からの漁業希望者は大変貴重なので町全体でサポート
していく必要があると感じた)