「空き家バンク」の活用の仕方

空き家バンクを活用しようとお考えの方がまずやるべき事

空き家バンクを活用しようとお考えの方は、まず、現在の生活のどこに問題があるのか。移住によってその問題が解決するのかどうかを冷静に考えてみることから始めましょう。

そして、移住後のライフスタイルを実現可能性の高いイメージを確立することです。いかなる生業について、日常の生活費は、どのように確保するか。買い物や子供の通学など日常生活はいかなるものか。それらを紙に書いてみることです。すると、課題が明確になります。

実現すべき夢を形にする、計画を作成することです。

そして、移住により現在の日常の多くのものがリセットされます。親戚友人職場など、移住前の生活とは人間関係をはじめ様々なものが変化します。現状に不自由を感じていても、その原因を分析しないと移住によって解決しないこともあります。豊かな自然や広い敷地については、確実に好転します。

一方、新しい人間関係を築く努力も必要になります。

空き家というものの性格を良く把握することが大切

次に、住居となる空き家というものの性格を良く把握することが大切です。

空き家というものは、かつて、その家では誰かが実際に生活していたところであるということです。

そのため、先住者のライフスタイルに合わせた間取り、設備となっているのは当然のことです。そこで、移住希望者は自分のライフスタイルと空き家をマッチングしなければなりません。新築の注文住宅とは異なり、１００％の満足はありません。

たとえ、新築でも、住み始めると結構不満は出ます。悪天候などからソーラーパネルが予想程には発電できず、買取価格が下がるなど投資価格の割には、効果がないなどです。

当初予想とは異なっても、要はそれが許容範囲内かどうかです。それが、中古の建物であれば、なおさらで、立地条件や敷地建物の状況について、６０％以上の要望が満たされれば十分です。

そこで、移住後の生活費も考慮して、空き家に在るものを極力活用して、不満のある設備等に優先順位を付け、その改修工事費等を見積もります。そして、妥協をすることも必要です。

改修工事の見積もりの方法

例えば、

①トイレを洗浄機能付きのものにするには、電源と給水管との接続が必要です。自ら、施工する場合ネットで機器のみを購入するなら、5万円で最高級のものができますが、全てを業者さんに依頼すると15万円以上となります。

②浴室を、床暖の新品のユニットバスとするには、給水・給湯・電気配線・床面以下の増強工事や壁面改修が必要で、従前のコンクリートやタイルの撤去費用も掛かり、およそ200万円は覚悟しないといけません。

③台所のシステムキッチンをアイランド型にするとするならば、機器が80万円で、給水・給湯・排水・電気・排煙・食洗機の有無などの検討が必要です。床面のフローリングから壁の模様替えまで含めれば、200万円以上となります。

④そのため、セルフリフォームを含め業者さんにはどこまでを依頼し、残りを自分でどこまで行うかなども考慮してどこまでが必要か良く考えて必要最小限のものから見積もり始めるのも一つの考えです。

⑤部屋の模様替えでは、広さと従前の状態により、床・壁・天井のどこまでを変更するかの検討が不可欠です。

⑥また、建物自体が老朽化しており、間取りが全く気に入らない場合には、解体撤去して更地化の上、新築する方法もあります。

以上すべて移住者のライフプランを如何に設計するかで、移住プランは異なるものとなります。穴水町では、以上の工事を町内の業者さんに依頼すると改築の補助が最大50万円まで使えます。

新築の際の補助もあります。まずはご相談を！

新築の際の補助は100万円までを活用できます。更に、住宅借入金控除等を利用する手段もあります。土地の価格が都会に比べ格段に低いので、３０代・４０代の方には、夢であった50坪の敷地の庭付き一戸建てが2千万円以下で取得することとも容易です。

その支援の準備はできておりますから、お気軽にご相談ください。移住に関するありとあらゆる疑問・質問に対して当協議会では、税理士でAFPが必要な計画の作成・補助金の申請などについてお手伝いし、必要なアドバイスを致します。

じっくり、ご検討ください。